ナル敬語とレル敬語 「先生はさっき帰った」を尊敬語で言うと、「先生は先ほどお帰りになりました」、または、「先生は先ほど帰られました」となる。かつては今よりずっと多くの尊敬の言い方があったが、数種類に絞られて、かなりシンプ… 続きを読む 尊敬語「お/ご〜になる」
投稿者: マチルダ
マチルダこと野口恵子です。昭和27年(1952年)11月に愛知県瀬戸市で生まれ、東京で育ちました。現在は埼玉県在住。日本語とフランス語を教えています。著書に、『かなり気がかりな日本語』(集英社新書)、『バカ丁寧化する日本語』『失礼な敬語』『「ほぼほぼ」「いまいま」?! クイズおかしな日本語』(以上光文社新書)などがあります。このブログでは主として日本語の敬語について書いていますが、それ以外の話題に及ぶこともあります。どうぞよろしくお願いいたします。
日本人は身内を立てない
「(はとこの)A議員に応援のメッセージをいただきました」 インターネットのニュースサイトを見るともなく見ていたら、おかしな日本語に遭遇した。いや、遭遇というのは当たらない。遭遇とは思いがけなく出会うこと、不意に出くわすこ… 続きを読む 日本人は身内を立てない
尊敬語もどきに注意!
謙譲語をそのまま尊敬語として用いる誤用 謙譲語「お〜する/ご〜する」を、ついうっかり、もしくは勘違いして、そのまま目上の人の動作・行為に用いてしまう。誤用例と、それを訂正した例を挙げてみよう。 「知らせてもらって助かった… 続きを読む 尊敬語もどきに注意!
敬語超入門(1) 親しい人と/丁寧語で/尊敬語・謙譲語での会話例
1は親しい人と話すとき、2は丁寧語を使って話すとき、3は尊敬語・謙譲語を用いて話すときの例。さまざまな言い方のうち、基本的な表現を1〜3例挙げる。また、実際の会話ではAとBの関係が必ずしも対等ではなく、Aが1の話し方をし… 続きを読む 敬語超入門(1) 親しい人と/丁寧語で/尊敬語・謙譲語での会話例
敬語は「習って、倣って、実践して、慣れて、自分で考えて」の繰り返し
「習うより慣れよ」だけではダメ 「習うより慣れよ」を辞書で引くと(この記事の語義はすべて、大修館書店「明鏡国語辞典」による)、「人に教えられるよりも、実際に経験を重ねたほうがよく覚えられる」と書いてある。 「門前の小僧習… 続きを読む 敬語は「習って、倣って、実践して、慣れて、自分で考えて」の繰り返し