大学の入試問題で使われた文 これまでに出版した6冊の本(うち1冊はそれ以前に出したものの文庫化だが、テーマを絞ったこともあり、元の文章の15%強削除した。また、誤りを訂正するために少々加筆した)に書いた文が、中学、高校、… 続きを読む 「させていただく」(1)2013年に発表した文章
投稿者: マチルダ
マチルダこと野口恵子です。昭和27年(1952年)11月に愛知県瀬戸市で生まれ、東京で育ちました。現在は埼玉県在住。日本語とフランス語を教えています。著書に、『かなり気がかりな日本語』(集英社新書)、『バカ丁寧化する日本語』『失礼な敬語』『「ほぼほぼ」「いまいま」?! クイズおかしな日本語』(以上光文社新書)などがあります。このブログでは主として日本語の敬語について書いていますが、それ以外の話題に及ぶこともあります。どうぞよろしくお願いいたします。
「食べてください」を尊敬語にすると?
「食べてください」の尊敬語は?と学生に聞かれた 目上の人に「食べてください」と言いたいときどのように言ったらよいか、という質問を受けたことがある。外国人の日本語学習者ではなく、日本人の大学生からだ。もちろん、全く見当がつ… 続きを読む 「食べてください」を尊敬語にすると?
あなたも「を」好き?
余計な「を」を入れてしまう 2004年に、私は初めて本を出した(集英社新書『かなり気がかりな日本語』)。「新種の謙譲表現『を入れ』」という項目を立てて、「お会いをいたしました」「お待たせを申し上げました」「ごらんをいただ… 続きを読む あなたも「を」好き?
相手の「日本誤」を指摘するのは難しい
テレビドラマの中での誤用訂正 日本のテレビドラマの中で、登場人物が相手の日本語の間違いを指摘するシーンはほとんどないのではないだろうか。見たドラマを忘れてしまっていることも多いので、確信は持てない。一度、「食べれない」と… 続きを読む 相手の「日本誤」を指摘するのは難しい
「いただく」をめぐる誤用(3)「ご確認いただきますようお願いいたします」
「確認してね。お願いよ」を敬語にすると? 「確認してね」は「確認してください」「ご確認ください」、「お願いよ」は「お願いします」「お願いいたします」「お願い申し上げます」となる。では、二つを一つの文にするとどうなるか。こ… 続きを読む 「いただく」をめぐる誤用(3)「ご確認いただきますようお願いいたします」